| |
|
| |
|
| |
|
| 家づくり・家探しとはコミュニケーションである
|
| |
|
住生活月間のイベントの一つとして、東京都文京区立駒本小学校で住教育の実践の場が公開された。「造形から住まいを考える」がテーマ。
小学校3年生と4年生が体育館に集まり、ダンボールや紙、ストローなどを使って自分なりの住まいをつくった。担当者である大道博敏先生は子どもたちが自由に活動できるように枠組みを用意した。
3年生は硬いダンボールを、4年生は柔らかいロール上のダンボールを使う。体育館は一方が大通りに面した利便性の高いエリアを想定。もう一方は繁華街から外れた少し奥まった閑静なエリアに設定した。
子どもたちが自由につくり始めた空間は面白い。
あるグループはストローを組み合わせて音が聞こえるかどうか試している。通信網だという。別のある子はICカードがないと家に入れない仕組みだと教えてくれた。ICカードは販売してくれるそうだ。4年生のある生徒はダンボールの一部を切り、それを直角に折り曲げて窓口をつくった。表札には株式会社○○となっており、株を取り扱うという。 |
|
| |
|
子どもたちは、誰と一緒になって、どういう場所に、どういう空間を作りたいかの話し合いを経て、イベント日に実際の製作に入った。大きい家をつくりたければ、3年生と4年生が一緒になって作業をすればいい。でもそれには他人との刷り合わせが必要になる。一人でやりたい場合は自由にできるが、一人で取り組む分どうしても小さな家になってしまう。
こうしたやり取りのなかで自分にとって一番いい家・空間を得たいなら、何を我慢しなければならないかを確めるようになる。「結局いきつくところはコミュニケーションなんです」と大道先生。ハッとさせられた一言だった。
これはそのまま、今の家づくり・家探しにあてはまることではなかろうか。自分にあった家をつくる、家を探すという原体験。大人になって住宅を購入しようとすると初体験だけに誰しも悩み、家族と衝突することも多い。こうした経験をしていれば、将来の消費者はもっとスマートに賢く住まいを選ぶようになっているのではないか。そんな期待が膨らむ。
|
|
|
| |
|
|